インプラント症例数
私はかつて年間インプラントを数百本手術してきました。
しかし、当院では毎年「インプラント症例数」が減っています。
これはどういうことを意味するのでしょうか?
数年前なら抜歯と診断してインプラントとなっていた歯が
今は抜かずに残せるようになったからです。
もちろんすべてとはいかないですが・・・。
特に、歯根の先に病気(病変)ができた場合でも
かなりの確率で残せるようになったからです。
マイクロスコープ(顕微鏡)の導入以来
精度の高い治療を提供することが可能となったため
というのが主な理由です。
もし、抜歯と診断された方でまだ抜いていないのなら
セカンドオピニオンを聞いてみた方がいいかもしれません。
時間があるのなら、当院のみならずいろんな先生の意見を聞いてみたらいいと思います。
歯を抜くという診断がすべて悪いという訳では決してありません。
その先生が抜くと診断に至ったまでにはしっかりとした根拠がある場合がほとんどですから。
ちなみに、セカンドオピニオンを求める際に一番重要なことは?と聞かれたら・・・
その医院にマイクロスコープがあり、そして、しっかり使いこなしていることが必須だと考えます。
(業者さんの話だと折角マイクロスコープを購入したのに埃をかぶっていることも
多々あるようですので。)
私も日々トレーニングをしてまともに使いこなせるようになるまで
少なくとも2年程度かかりましたし、
その扱いの難しさに何度も挫折しそうになりました・・・。